例 会
平成25年
3/9 「千年後への伝言」出版記念パーティー
今年度の課題であった2年前の東日本大震災大津波の体験手記を唐丹町内の人達や
唐丹小中学校の、児童生徒の原稿も集まり短時間であったが、ようやく刊行することが出来た。
そのお披露目出版記念パーティーが、ホテルサンルート釜石において開催された。
河東真澄会長の挨拶、三宅俊禅副会長の経過報告、嶋田賢和釜石副市長の祝辞、和田利男釜石市生涯
学習スポーツ課長の乾杯の音頭でパーティーが賑々しく開かれました。
「千年後への伝言」は唐丹町の人々が伝えつなぐ大津波の記録です。
カラー写真30ページ・モノクロ写真本文中に数多く使用・本文225ページ・写真は唐丹町内の被災写真
震災後の記録復興への一歩・あの頃の記憶 などカラーで飾ってあります。
9/11 平成24年度 定 期 総 会
昨年の定期総会は、東日本大震災大津波の影響で会活動そのものも中止していました。
今年7月に会員の顔見せということで会員が集まりました。
これからの活動として、今回の大津波の体験記念誌の発刊に向けての事業を優先することになりました。
定例会の開催においても、記念誌の原稿状況などにより変更される事を了承されました。
平成22.23年度事業報告
22年
5/10 22年度総会 事業報告並びに収支決算報告 18名参加
7/12 第2回定例会 唐丹町内の水車小屋をたずねて・講師 立石隆幹・三宅俊禅氏 16名参加
9/13 第3回定例会 館外研修 史跡巡り「奥州宇宙遊学館」旧水沢緯度観測所。現在は国立天文台水沢観測所。
伊能忠敬と天体観測の関連や、宮沢賢治の星の世界と遠い宇宙の世界を体験しました。
14名参加
11/16 第4回定例会 「歴史研究から学ぶ」 講師 木村正継氏 7名参加
1/18 第5回定例会 新年懇談会 「歴史四方山はなし」 8名参加
3/8 第6回定例会 「津波歴史の研究」 講師 三宅俊禅氏 震災のため中止
23年度 東日本大震災により活動停止しました。
24年度経過報告
5/21 活動再開に向けての懇談会 13名
7/13 役員会 津波記念誌の発刊について
収支決算報告書(22年度 23年度)
《収入の部》
繰越金 54.5379 円
会 費 42.000 3.000×14名
参加費 33.000 水沢天文台見学
雑 収入 10.000 菊池講師より
合 計 139.537 円
《支出の部》
保険料 11.000 600円×18名
謝礼金 15.000 総会講師謝礼
事業費 74.664 新年懇親会
交通費 3.000 講師送迎車代
雑 費 5.370 切手代封筒用紙他
合 計 98.370 円
(収入合計) 139.537円 − (支出合計) 98.370円 = 41.503円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成24年5月21日
会計監査 上村勝利 千葉陽一
24年度事業計画
1.津波記念誌発刊向けての事業
2.定例会の開催(津波記念誌の編集委員会)
3.会員の拡大
役員改選
会 長 河東真澄(再任)
副会長 三宅俊禅(新任) 木村正継(新任)
理 事 磯崎 彬 (再任) 立石隆幹(再任)
事務局長 下村恵壽(再任)
次長 見世健一(新任)
監 事 上村勝利(再任) 千葉陽一(新任)
9/10 館外研修会(旧緯度観測所とアテルイの里を訪ねました)
館外研修会は奥州市水沢区の国立天文台水沢にある宇宙遊学館(旧緯度観測所)とアテルイの里の
胆沢城展(奥州市埋蔵文化財調査センター)へ行ってきました。
水沢は江戸時代伊能忠敬が測量していて、唐丹と同じ39度12分の緯度線上にあります。
午後には蝦夷アテルイとの闘いに中央政権が苦心して造営した胆沢城趾と胆沢城展を見学。
7/12 唐丹の水車跡の調査
唐丹の水車跡について会員の立石隆幹氏が発表された。
今回の調査の起因は嘉永6年の三閉伊一揆が唐丹村に越境して来たことによる。
8.500人の越境者は村民の4倍にもなり、その対応にあったったことが古文書にて解明されてきた。
その中で、玄米271石4斗4升2合5勺 玄米搗き賃 1石につき333文 となっている。
玄米搗きを検証するため、唐丹の水車跡を調査したものである。
実地調査してわかったことは12カ所有り、昭和の初めまで稼働していたということが判明した。
ただその当時からの水車跡なのかは不明である。
5/11 平成22年度 定期総会
平成21年度事業報告
5/11 21年度総会 事業報告並びに収支決算報告 15名参加
7/13 第2回定例会 唐丹町内史跡について・講師 森一欽氏 12名参加
9/14 第3回定例会 館外研修 史跡巡り「義経侍従・亀井六郎が唐丹越えした六郎峠と住田町民俗資料館」参加者少数のため中止
11/16 第4回定例会 「橋野高炉跡世界遺産登録について」 講師 森一欽氏 9名参加
1/18 第5回定例会 新年懇談会 「明治三陸大津波に残された柳樽を語る」 講師小濱吉生氏 14名参加
3/8 第6回定例会 「唐丹歴史年表の解説」 講師 木村正継氏 16名参加
その他 公民館事業 奇巌亭の清掃
*6/15 「元気な地域コミュニティ活動・達増知事と語る」が唐丹公民館で開催され会長が出席して「伊能忠敬日本全図展示会」の開催の補助をお願いをした
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 23.139
会 費 51.000 3.000×17名
参加費 0 館外研修中止のため
雑 収入 10.000 中村講師より
合 計 84.139 円
《支出の部》
保険料 11.000 600円×18名
謝礼金 10.000 総会講師謝礼
事業費 4.602 新年懇親会
雑 費 4.000 切手代他
合 計 29.602 円
(収入合計) 84.139円 − (支出合計) 29.602円 = 54.5379円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成21年5月11日
会計監査 上村勝利 千葉陽一
22年度事業計画
O定例会の開催 (原則として奇数月の第2月曜日とする)
5/10 総会 7/12 9/13 11/8 23年 1/17 3/14
O研究発表会などの開催
O郷土芸能などの検証と保存活動
O会員の拡大
O町内の史跡巡りと史跡保存環境整備(本郷歴史公園の実現に向けての取り組み)、歴史マップの作成
その他会員からのご意見を聞き役員会で協議決定します
22年度予算
O年会費 3.000円
O傷害保険料掛け金(一人年額500円)
O予算執行は役員会で協議します
講演 「石碑(拓本)から辿る唐丹の歴史について」
講師 菊池清人氏(釜石文化財審議委員会会長・元 唐丹中学校校長)
拓本から辿る唐丹の歴史についてと、拓本の技法について、道具のことなどを解説された。
3/8 唐丹の読む歴史年表
講師の木村正継氏は唐丹の年表について発表された。
氏は「吉田大肝入頭書3冊」「角屋敷久助覚牒」の唐丹関連分抜粋分を未完資料として取り敢えず配布。
また、会員の高橋定男氏(花巻在住)は唐丹の読む歴史年表をワープロに打ち直し作成しましたものを、木村氏が
誰にでも読めるように加筆しています。
伊達のお姫様の駆け落ち事件「お節・喜右衛門悲恋の道行き」此は、盛岩寺寺報に連載したもので、それに紹介
出来なかったものを、節をつけて口説き節を披露した。
7/13 唐丹の史跡について
釜石市教育委員会事務局生涯学習スポーツ課文化係 森一欽氏を講師に迎えて、「唐丹町内の史跡について」
講演していただきました。
葛西昌丕関連史跡と片岸一里塚跡・南部盛岡藩と伊達仙台藩藩境印杭跡や石塚峠七里塚それに本郷御番所跡
等の資料を開示しながらの講演でした。
5/11 平成21年度 定期総会
平成20年度事業報告
5/12 20年度総会
6/6〜7 伊能忠敬海上引き縄再現ロケ 大石海岸 他
7/10 第2回定例会 館外研修 史跡巡り「三閉伊一揆発祥地の里をたづねて」田野畑村 11名参加
9/8 第3回定例会 「伊能忠敬海上引き縄再現ロケTV放送について」 講師めんこいテレビ高橋デレクター
11/10 第4回定例会 「郷土芸能の検証」 講師佐々木英明氏
1/19 第5回定例会 「気仙名勝詩史百詠・唐丹浜所見」 講師三宅俊禅 新年懇談会
3/9 第6回定例会 「郷土芸能の検証U」 講師佐々木英明氏
その他 公民館事業 奇巌亭の清掃
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 37.313
会 費 54.000 3.000×18名
参加費 23.000 館外研修参加費
雑 収入 90 預金利子
合 計 114.403円
《支出の部》
保険料 9.200 500円×18名
謝礼金 27.804 総会講師謝礼・宿泊代
事業費 53.750 史跡巡り
雑 費 510
合 計 91.264円
(収入合計) 114.403円 − (支出合計) 91.264円 = 23.139円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成21年5月11日
会計監査 佐々木寿子 上村勝利
21年度事業計画
O定例会の開催 (原則として奇数月の第2月曜日とする)
5/11 総会 7/13 9/14 11/9 1/18 3/8
O町内の史跡資料の整理、保存環境整備(本郷歴史公園の実現に向けての取り組み)、歴史マップの作成
O研究発表会などの開催
O郷土芸能などの検証と保存
O会員の拡大
Oその他会員からのご意見を聞き役員会で協議決定します
21年度予算
O年会費 3.000円
O傷害保険料掛け金(一人年額500円)
O予算執行は役員会で協議します
役員改選
会 長 三宅俊禅(再任)
副会長 大沢安信(新任) 木村正継(新任)
理 事 磯崎 彬 (再任) 立石隆幹(再任)
事務局長 下村恵壽(再任)
次長 佐々木英明(新任)
監 事 上村勝利(再任) 千葉陽一(新任)
講演「葛西昌丕の研究」 講師 中村公一先生
講師の中村公一先生は個人的に葛西昌丕の研究をされていて、葛西昌丕と仙台藩における暦学者渋川春海などの
系列の歴学者との接点を調査している。
その調査の一端をお話しされたが1時間30分の講演はあっという間に過ぎてしまいました。
また、「完全復元伊能図全国巡回フロア展」を伊能忠敬存命中に顕彰して建てられた日本唯一の「伊能忠敬測量碑」が
ある当地で展示されるように活動をしていただきたいと、会員に話され講演を終了されました。
9/8 定例会「海上引き縄再現ロケ」について
めんこいTVの高橋聡ディレクターを講師に「海上引き縄再現ロケ」についてお話を聞く定例会が行われた。
9月5日午後7時めんこいTVで「は〜い地図」の番組の中で唐丹湾測量が放送された海上引き縄の実証実験の
ロケについてのことや編集や経過などをお話しされた。
伊能忠敬三陸海岸測量のときに、唐丹湾で海上測量した歴史があり、6月に唐丹湾でロケ撮影されたが、資料も
少なく、また細部に至るまで書いていないので、準備の段階から今回の撮影まで大変苦労したそうである。
207年前と同じ方法で海上引き縄測量したもので、伊能忠敬測量隊以来の快挙であるといわれている。
東京での放送は、フジテレビ9月28日午前2時55分より1時間番組
7/10 館外研修会
三閉伊一揆発祥の地・田野畑村を訪ねて
唐丹駅を8時定刻に出発、会員の木村正継氏は一揆が藩境を越えて唐丹まで来たことを詳しく説明。一路田野畑村へ。
田野畑村民俗資料館では、学芸員によって、一揆の主導者弥五兵衛と太助の指導性、組織性など指導者としての
ことや、一揆のことを丁寧に説明された。
資料館を後にして陸中海岸の名勝北山崎で昼食。唐丹17時安着。
5/16 平成20年度 定期総会
平成19年度事業報告
5/14 19年度総会
7/9 第2回定例会 館外研修 史跡巡り「奥州市・奥の正法寺」「黒石寺」金ヶ崎町「金ヶ崎武家屋敷」 33名参加
9/10 第3回定例会 研究資料発表 木村正継氏「砂子浜大家古文書調査」
11/12 第4回定例会 唐丹中学生へ唐丹の歴史を伝える「三閉伊一揆について」中学生15名、教師4名 講師木村正継氏
1/21 第5回定例会 新年懇談会
3/10 第6回定例会 講演 河東直江氏「天照御祖神社の歴史について」
その他 公民館事業 奇巌亭の清掃
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 31.198
会 費 42.000 3.000×14名
参加費 106.500 館外研修参加費
雑 収入 5.000 小原副会長より
合 計 184.698円
《支出の部》
保険料 9.100 傷害保険8.100円・旅行保険4.000円
謝礼金 15.000 史跡巡りバス運転手謝礼
事業費 123.285 史跡巡り117.0471円 新年会費6.238円
雑 費
合 計 147.385円
(収入合計) 184.698円 − (支出合計) 147.3859円 = 37.313円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成20年5月12日
会計監査 佐々木寿子 上村勝利
20年度事業計画
O定例会の開催 (原則として奇数月の第2月曜日とする)
5/12 総会 7/14 9/8 11/10 1/19 3/9
*7/14館外研修
O町内の史跡資料の整理、歴史マップの作成
O研究発表会などの開催
O小中学生への伝承について(教育振興運動との連携)
O本郷歴史公園の実現に向けての取り組み
Oその他会員からのご意見を聞き役員会で協議決定します
*伊能忠敬海上引き縄測量再現ロケへの協力
20年度予算
O年会費 3.000円
O傷害保険料掛け金(一人年額500円)
O予算執行は役員会で協議します
講演「古文書學入門」 講師 渡邊兼雄先生(NHK学園古文書講座講師)
講師の渡邊兼雄先生は古文書を教えに全国を講演して歩いています。
古文書のことに関しては会員のほとんど初めてであり、難しく構えていましたが、
先生の教えにみんな引き込まれて1時間30分の講演はあっという間に過ぎてしまいました。
古文書をもっと勉強したいので古文書講座を設けるように会員から要望された。
3/10 天照御祖神社の歴史について
講師河東直江氏(天照御祖神社宮司)が「天照御祖神社の歴史について」講演された。
義経が奥州へ落ちのびる時に義経の腹心として同行した亀井六郎は、義経死亡後逃亡
北行コースをとり、天照御祖神社に寄寓そこで亡くなり、手厚く埋葬されている。
亀井六郎の持ち物が数点遺されている。
9/10 千田家文書調査における唐丹とのかかわり
会員の木村正継氏が講師として、砂子浜大家の古文書調査の状況などを説明。
千田家は地元資本として当地方の五十集を纏め、江戸集荷への地域海運の担い手として
大きな力を持つ。銚子への東廻り航路は南三陸と江戸市場を繋ぐものであり、南三陸海運の
歴史を紐解くことにもなる。
7/9 館外研修会
奥の正法寺・黒石寺・金ヶ崎武家屋敷を訪ねて
今回の館外研修会は、バス定員の関係で、参加希望者を断るほどの盛況でした。
会員一般参加者34名で9時に唐丹駅を出発。奥州市水沢区黒石奥の正法寺に向かいました。
奥の正法寺では、特別供養をして頂いた後に堂内宝物殿の拝観。終わって門前の月江庵にて精進料理を食す。
黒石寺を拝観後、金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区を見学。白糸まちなみ交流館で重要
伝統的建造物、武家屋敷について説明を受ける。
帰路、種山道の駅で買い物、天候に恵まれながら17時唐丹安着。
奥の正法寺にて
5/14 平成19年度 定期総会
平成18年度事業報告
7/10 18年度総会
9/12 第1回定例会 研究資料発表 木村正継 「三閉伊一揆について」
11/13 第2回定例会 館外研修 藩境塚と史跡巡り・相去藩境塚と千貫石堤おいし観音・瀬美温泉 (15名参加)
1/15 第3回定例会 新年懇談会
3/12 第4回定例会 森一欣氏講演
その他 公民館事業 盛岩寺探訪 奇巌亭の清掃
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 57.049
会 費 48.000 3.000×16名
雑 収入 34.000 館外研修史跡巡り
合 計 139.049円
《支出の部》
保険料 12.100 傷害保険8.100円・旅行保険4.000円
謝礼金 15.000 講演会講師・史跡巡りバス運転手謝礼
事務費 3.316 印鑑・用紙・封筒他
事業費 77.751 史跡巡り70.431円 新年会費7.320円
雑 費 3.000
合 計 139.049円
(収入合計) 139.049円 − (支出合計) 139.049円 = 31.198円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成19年5月14日
会計監査 佐々木寿子
19年度事業計画
O定例会の開催 (原則として奇数月の第2月曜日とする)
5/14 総会 7/9 9/10 11/12 1/14 3/10
*7/9 館外研修・奥州市水沢区 奥の正法寺と精進料理 金ヶ崎武家屋敷など史跡巡り
O町内の史跡資料の整理、歴史マップの作成
O研究発表会などの開催
O小中学生への伝承について(教育振興運動との連携)
O本郷歴史公園の実現に向けての取り組み
Oその他会員からのご意見を聞き役員会で協議決定します
19年度予算
O年会費 3.000円
O傷害保険料掛け金(一人年額500円)
O予算執行は役員会で協議します
総会後 資料発表 三宅俊禅 「盛岩寺過去帳による推移と動向」
寛文時代から明治5年までの211年間(7848名)を分析
11/13 館外研修会
藩境塚とおいし観音を訪ねて
参加者(会員・一般を含む16名)は午前8時唐丹駅前を出発して北上市相去の藩境塚を見学。
六原農場を横断して金ヶ崎町の千貫石堤にある、おいし観音をお参り。
おいし観音由来は、江戸時代に六原耕地の潅漑の堤を工事してきたが、毎年堤防が決壊して
困っていた。伊達藩普請奉行は長さ68間、高さ3丈の堤防を築き、さらにそこへ人柱を立てた。
その人柱は、釜石からおいしという19歳の女を銭千貫にて買い求め、石の唐櫃に閉じこめ、2才
の牛もろとも生き埋めにしたのであった。
昭和50年ごろ、千貫石地区の婦女の間に人柱が夢枕に立つという騒ぎが起こり、婦人が人柱の
おいしの供養を発願、千貫石土地改良区の全組合委員2千余名の篤志喜捨でもって、おいし観
音を建立して、人柱のおいしの冥福と千貫石堤の永久安泰を祈願したという。
一説においしは唐丹出身とも云われている。
千貫石堤を下りて直ぐの所に藩境塚があり、そこを見学して、瀬美温泉にて昼食、ゆっくりと温泉に
つかり、17時20分無事唐丹へ安着。
相去藩境塚 相去藩境塚説明板
花の切れることのないおいし観音
参加者一同疲れも取れてニッコリでした。
7/10 平成18年度定期総会
平成17年度事業報告
5/9 17年度定期総会
研究資料発表(磯崎彬・唐丹ガイドについて)
7/11 三陸津波について(新沼裕氏発表)
9/12 葛西昌丕の研究「Part2」(前東北大学大学院教授 田村眞一先生)
11/14 歴史観を語る(木村峰雄氏)
1/16 三閉伊一揆について(木村正継氏)
3/13 唐丹の歴史に残る人物(高橋定男氏)
その他
4/9 奇巌亭の清掃 (本郷文化財愛護少年団 他)
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 46.391
会 費 63.000 3.000×2名
雑 収入 4
合 計 109.935円
《支出の部》
保険料 9.570 傷害保険500円×19名・送料70円
謝礼金 40.000 講演会講師謝礼
通信費 0
事務費 3.316 印鑑・用紙・封筒他
雑 費 0
合 計 52.886円
(収入合計)109.935円 − (支出合計)52.886円 = 57.049円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成17年5月9日
会計監査 遠藤幸徳
18年度事業計画
O定例会の開催 (原則として奇数月の第2月曜日とする)
7/10 総会
9/11 11/3 1/15 3/12
O町内の史跡資料の整理、歴史マップの作成
O研究発表会などの開催
三閉伊一揆研究 他
O古文書を読む会を部会にする
O小中学生への伝承について
教育振興運動との連携
O本郷歴史公園の実現に向けての取り組み
Oその他会員からのご意見を聞き役員会で協議決定します
18年度予算
O年会費 3.000円
O傷害保険料掛け金(一人年額500円)
O予算執行は役員会で協議します
役員改選による新役員名
会 長 三宅俊禅
副会長 小原 英 新沼 裕
理 事 高橋昌子 磯崎 彬 立石隆幹
事務局 下村恵寿 大久保孝信
監 事 遠藤幸徳 佐々木寿子
18年
1/16 三閉伊一揆 唐丹越境6年前の話し 講師 木村正継氏
講師に木村正継氏を招いて、三閉伊一揆 唐丹越境の6年前の一揆について話された。
弘化4年(1847)遠野城下に押し寄せた一揆の数は12.000人が押しかけ、高い課税取り立ての
改善を求めたが、その要求を聞くと云いながら結果は以前より酷い重税と、一揆指導者の処罰をした。
6年後に再び、筵旗に「小○」と書いて、三閉伊通りを幕府直轄領か仙台領にして欲しいと云う要求を
掲げて一揆を起こした。
詳細は唐丹旧跡探訪 「南部三閉伊一揆」 へ
9/12 唐丹が生んだ偉大な先人葛西昌丕の研究Part2
講師に前東北大学大学院教授 田村眞一先生を招いて「唐丹が生んだ偉大な先人
葛西昌丕の研究 Part2」の講演会が開催された。
平成15年10月の講演に続いて新しい資料が発表されました。
1.明治初期の唐丹村の屋敷田畑山林の所有名を記した地図
2.伊能忠敬唐丹村本郷での天測を記したアメリカ大図
3.これまでの資料の訂正
4.葛西昌丕の家系
葛西昌丕の人物像について、天文・地理・臨池・国学・奇学(青木逸民漢詩) 墓碑、盛岩寺資料
などを通して葛西昌丕について、2時間にわたって講演された。質疑応答もあり大変有意義な講
演会となりました。
田村眞一先生は(釜石市出身)理学博士として 天文物理学のご専門で江戸時代の一地方の 天文学者葛西昌丕の研究をライフワークとして 取り組みをなされています。 今後も先生のご研究の成果が本会の講演会 で発表されます。 |
7/11 三陸津波を語る 講師 新沼 裕氏
講師の新沼 裕氏の生家は本郷地区にあり、昭和8年三陸津波の時、唯一被災しなかった
家である。氏はこの時生まれていなかったが、祖父母や両親達からの「言い伝え」と氏自身の
チリ地震津波の被災体験を話された。
本郷地区は唐丹でなぜ一番死者数が多かったのか、これらの事を検証された。
津波に関する誤った伝承で、地震の揺れで一旦戸外に出たものの多くの人が家に入ったため、
逃げ遅れてしまったことなどを取り上げていた。
唐丹地方の津波前の主な前兆。
* 井戸水の減少
* 発光現象
* ドーン、ドーンと大音響がした
* 鰯の大群が海岸に押し寄せた
これはその時々の現象で、この現象がないから津波が来ない云々と誤った判断は禁物なり。
本郷地区の総戸数は101戸・被害戸数100戸・人口620人・死者326人(行方不明者208人)
唐丹全体の死者数359人。
昭和35年チリ地震津波は岩手県で被害が一番多かった大船渡市に在住していときに被災体
験して九死に一生を得たことを話された。
三陸津波に関することはここをクッリク
5/9 平成17年度定期総会
平成16年度事業報告
4/12 16年度定期総会
研究資料発表(熊野神社・天照御祖神社俳句篇額について)
5/10 唐丹の篇額について(高橋定男氏発表)
7/12 唐丹町内の篇額にある俳人について(森一欽氏・釜石市教育委員会文化財調査委員)
9/18 歴史の道探究(浜街道石塚峠の探索)
11/8 小白浜地区の遺跡について(森一欽氏・釜石市教育委員会文化財調査委員)
1/17 唐丹の昔話し(留畑真氏)
3/14 三閉一揆について(平山憲治氏)
その他
7/31 本郷津波の検証(案内役・新沼裕)
1/10 花露辺昔遊び(小原英。唐丹公民館長)
収支決算報告書
《収入の部》
繰越金 61.393
会 費 81.000 3.000円×27名
雑 収入 0
合 計 142.393円
《支出の部》
保険料 13.690 傷害保険500円×27名・送料190円
謝礼金 45.000 講演会講師謝礼
通信費 4.320 定例会通知切手代
事務費 32.452 印鑑・用紙・封筒他
雑 費 0
合 計 95.462円
(収入合計)142.393円 − (支出合計)95.462円 = 46.931円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成17年5月9日
会計監査 葛西貫太郎 遠藤幸徳
17年度事業計画
5/9 総会 講師 磯崎彬子(唐丹歴史のガイド)
7/11 講師 新沼裕(唐丹の津波)
9/12 講師 田村眞一(伊能忠敬本郷での天測地点の検証)
11/7 講師 木村峰雄(伝城伝説)
1/9 講師 木村正継(大石上方について)
3/13 講師 高橋定男(未定)
平成17年
3/14 三閉伊一揆 唐丹へ越訴の話し 講師 平山憲治氏
平山憲治氏(大船渡市・古書の平憲書房店主・気仙大工研究所所長・産金遺跡研究会代表)
を講師に三閉伊一揆の歴史的大舞台となった唐丹浜について、当時取り締まりに当たった
気仙代官所の御足軽伊藤清太郎が書き残した「南部義民伝」を2時間わたって話された。
一揆は嘉永6年(1853)6月6日午前10時頃、篠倉峠を越えて藩境唐丹へ押し寄せる。
唐丹川原へ終結したのは8565人。唐丹住民はその日の夕方には炊き出しをしている。
このことは唐丹においても気仙にあっても大事件であったにもかかわらず、詳しい話は残されて
いないことなど、そしてこの一揆は南部の殿様より咎など一切問わずと云う「安堵状」が出され、
全面勝利に終わった一揆は三閉伊一揆だけであることなどを話された。
詳細は唐丹旧跡探訪 「南部三閉伊一揆」 へ
平成16年
11/8 唐丹町小白浜遺跡の発掘調査について 講師 森一欽氏
森一欽氏(釜石市教育委員会文化財調査委員)を講師に、唐丹町の埋蔵文化財についてと、
小白浜遺跡の発掘調査について途中経過を話された。
唐丹町の遺跡に関して、明治26年(1893)島村孝三郎が本郷大曽根遺跡を文献に残している。
大曽根遺跡から縄文時代の土器や石器が完全な形で出土されている。
また大石屋形遺跡は発掘調査等の記録はないが、縄文前期から晩期に至る多量の遺物が畑
地に露出していて大石小学校の児童が採集した膨大な資料がある。
円筒式土器や魚の絵が描いてある土器など貴重な資料が多くあり、この他に時期不明である
がふいごの羽口や鉄滓などの製鉄関連遺物も採集されている。
7/12 唐丹町所在の扁額にある俳人ついて 講師 森一欽氏
講師に森一欽氏(釜石市教育委員会文化財調査委員)を招いて、唐丹町の荒川権現堂の俳句
扁額(天明2年・1782)と片岸天照御祖神社の俳句・和歌扁額(文化11年・1814)について
学んだ。
俳諧の系統について、扁額にある俳号から推定されてくるのは、遠くは大阪の狂雪や新潟の
暁夢など、仙台・古川・八戸の俳人の句であることが判明され、当時の唐丹は文人墨客が集
まっていたことが読み取れる。
4/12 平成16年度 定 期 総 会 4月12日 於・唐丹公民館2階
平成15年度事業報告
5/ 9 発足準備会(唐丹公民館)
5/21 三役事務局長会議(盛岩寺)
6/ 9 設立総会及び記念講演会 39名参加
講師 木村正継先生
演題 文化文政天保時代の古文書に見る唐丹の歴史
(角屋敷久助覚え牒を中心に)
10/12 調査活動(熊野神社・天照御祖神社・盛岩寺・葛西家墓地等)
田村眞一前東北大学大学院教授・名村栄治元読売新聞記者
渡辺兼男NHK学園古文書講座講師・大西(大西家文書)
10/23 午前 白岬探索雨で中止
盛岩寺で懇談会(星座石・測量碑・遺愛碑などについて)
午後 講演会
講師 田村眞一先生
演題 葛西昌丕 〜唐丹が生んだ偉大な先人〜
11/15 事前調査(白岬・桜峠・旧県道など)
11/15 白岬・桜峠(浜街道)そして本郷番所跡まで(公民館で昼食、懇談)
12/ 8 設立半年間を振り返る
2/ 9 講演会
講師 上飯坂哲先生
演題 津波
2/28 事前調査(新道峠等)
3/13 浜街道を歩こう 新道峠(通称清水峠)そして伝城へ(公民館で昼食、懇談)
3/27 鍬台峠調査(荒川から根白へ・一里塚・石畳・道祖神など
4/ 3 白岬調査(本郷西村善右衛門宅跡から奇岩亭への道・白岬城跡を船で海から
の調査)
田村眞一先生も参加
4/11 石塚峠調査(本郷から平田へ・七里塚・藩境印田村眞一先生)
収支決算報告書
《収入の部》
会 費 108.000 3.000円×36名
雑 収入 0
合 計 108.000円
《支出の部》
保険料 16.620 傷害保険500円×33名
謝礼金 25.000 設立準備会講師・津波講演会講師謝礼
通信費 1.680 定例会通知切手代
事務費 241 出納帳
雑 費 3.066 定例会ジュウス代
合 計 46.607円
(収入合計)108.000円 − (支出合計)46.607円 = 61.393円(次年度へ繰越)
上記収支決算について関係書類など厳正監査の結果相違ないこと認めます。
平成16年4月12日
会計監査 葛西貫太郎 遠藤幸徳
平成16年度事業計画
1.定例会の開催
☆定例会は原則として奇数日の第2月曜日とする。
5/10 7/6 9/6 11/8 1/17 3/7
2.町内の史跡等の探求
3.講演会の開催
☆葛西昌丕についての講演会(田村眞一先生)
星の観察を含め中学生等にも出席を要請
4.小、中学生への伝承について
5.その他
☆会員のテーマ発表会の開催
☆各町内会の年中行事と食べ物について
☆伝承事項の掘り起こし
☆町内の民話の聞き取り
平成16年度予算
1.年会費3.000円とします
2.今年度も傷害保険料掛け金(一人年額500円)を年会費の中から支出します
3.その他の予算執行については役員会で協議致します。
3/13 浜街道を歩こう 新道峠(通称清水峠)そして伝城へ
午前10時荒川バス停を出発して、浜街道鍬台峠入り口から街道を北上。荒川を渡って熊野
神社へ参詣して天明2年の奉納句額を見学。北越の俳人暁夢坊が権現堂(熊野神社)にて
句会を開き、40人の句が奉納されている。
新道峠の頂上にさしかかると大きな赤松があり、そばに庚申塔があり、表面庚申塔の書は盛岩
寺16世佛山和尚の書。裏面は葛西昌丕が「天保4年五穀不実にして飢饉に及ぶ、当村貧窮の
もの朝夕の食事に困しめり、余力有者より、金米を備はしめ、これを以て貧家を賑わし、かつ老
若男女童を撰ばず、日雇いとして米銭を以てす。 中略 新道を開発し、古道の険路を除き、楽
路を得て永世往来を安からしむ。天保5年4月」流麗な草書体で書いている。
峠を下って唐丹小学校へ出て、かつて7里塚があった場所(立石宅の敷地)を見学。片岸川を
渡って伝城に上り、眼下に広がる片岸海岸や小白浜を見渡す。国道に下りて唐丹公民館到着
は12時20分。昼食後、河東真澄会長が資料に基づいて解説。今後は鍬台峠コースと石塚峠
コースの踏査を予定。
新道峠庚申塔前にて
平成15年
12/8 例 会
夜7時より唐丹公民館において例会があり、今回で4回開催されている。
河東真澄会長は挨拶の中で、これまで学習したしたことを整理して、情報交換をしながら記憶の
整理をして、みなさんと唐丹の歴史を共有していきたいと話されました。
三宅氏より盛岩寺所蔵の葛西昌丕染筆の掛け軸の説明がなされた。木村氏は先の発会式基
調講演の際の質問に対し、明解な答えをプリントにして配り、親切に答えていました。
釜石教育委員会の森氏は唐丹の埋蔵文化財のことについて調査の説明がなされた。
また釜石教育委員会主催で、第14回有形文化財公開事業「地中に眠る先人の足跡展」が
平成16年1月30日から2月1日まで釜石文化会館3階第1練習室にて公開のお知らせ等も
あった。
会員は寒い中26名の出席があり、熱心に聞き入りメモなどをしていた。
11/22 白岬・桜峠・本郷御番所跡の探訪会
10:00より県道本郷境に集合、風が少々強かったが歩くには最良のコンデションだった。
始めに白岬の葛西昌丕隠居所奇巌亭跡を探索。
奇巌亭跡は石垣や土台石が雑草に埋もれてあり、湧き水は池跡を通して海に流れ落ちている
往時の奇巌亭は二階建で眼下は断崖にして波は岩を洗う眺望第一の所に建てたことがわかる
奇巌亭は学問所として天文地理、暦学、国学など専門的なことを教えていて、また文人墨客知
識人が集っていたと言われている。
旧浜街道小白浜本郷境の雷神様と薬師様の祠を探索。本郷に下って葛西昌丕屋敷跡と御番
所跡、そして文化財の星座石・測量の碑を探訪。
13:30唐丹公民館にて昼食後、各地で行われた説明の補足がなされた。
雷神様にて 御番所跡にて
奇巌亭跡の石垣 奇巌亭の眼下は潮騒が