平成24年 |
11/6 学舎へのお別れ会
昨年の東日本大震災で3階まで大津波が押し寄せた校舎が今月から解体工事を始める。
思い出刻まっている校舎に別れをする会が開催され、かつて在籍していた校長・先生方が遠くから駆けつけ思い出話などされた。
児童生徒・卒業生・地域住民など130人程参加していた。地域の人達手作りのおにぎりやひっつみ汁などを囲んで別れを惜しんでいた。
被災した校舎は今から30年前に新築されたもので、その時に入学した、下村達志さんら有志がお別れ会を企画。
校歌の一節「荒波ときに寄するとも 不屈の心ゆるぎなし」を記したマグカップを参加者に記念品として配っていた。
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10/8 庫裡にキツネが住みついています
津波で全損した庫裡に今年の春頃から狐が住みついています。親狐と3匹の子狐がいましたが、お盆前に子狐1匹だけ置いてきぼりに
されてしまったようです。
狐の行動は夜だけかと思っていましたが、昼夜関係なく出没して我が家とばかりに遊び回っています。
今日は写真の如く日だまりの中でのんびりと日向ぼっこしています。 狐は警戒心が強いと言われていますが、これ程までにのんびりしてい
狐は殊の外可愛いものです。
狐はお稲荷様の使者といいます。當山にはお稲荷堂がありますので無碍に追い払うこともせず、誰も住んでいない庫裡を守ってもらっています。
念願叶ってようやく写真を撮ることが出来ました。
9/10 唐丹公民館まつり
唐丹町公民館まつりと唐丹町の日地域安全大会が公民館で開催されました。
見世健一公民館館長の挨拶のあと、公民館を使って活動している各団体の舞台発表と展示発表がありました。
館長挨拶 洋裁リォームクラブ
パッチワークに見入る子供たち 大正琴 しゃくなげグループ
唐丹すぽこん 元気回復夢クラブ 「安全・安心」講話 不審電話・振込め詐欺の注意
唐丹吟詠会 唐丹太極拳クラブ
8/25 平和と鎮魂の鐘撞き
釜石ユネスコ協会(会長・秋元厚子)と唐丹寺子屋教室(唐丹公民館館長・見世健一)の共催にて「平和と津波犠牲者の
鎮魂の鐘を鳴らそう」と「坐禅会」を盛岩寺で開催されました。
昨年は盛岩寺まで津波が押し寄せ山門と鐘楼が倒壊大きな被害に遭い、平成二十年から続いていたこの会は中止されました。
参加者は25名。大人に混じって小学4年生佐々木君も座禅を頑張って25分座り続けました。
8/16 施餓鬼会
施餓鬼道具一切を津波に流されてしまい、ようやく棚や幡類、餓鬼飯を盛る桶など総て新調しました。
今夏最高の暑さの中、朝早くからお参りがありました。
7/31 地蔵尊開眼式
町内本郷海岸の防風林の松が今回の東日本大震災大津波で総てが倒木してしまった。辛うじて1本だけ残り、
唐丹町の一本松として健在だ。
當山は倒木した松の木で今回の大津波犠牲者2万余の霊の鎮魂と回向のため、地蔵尊を制作することを発願。
松の木は岩手県が所有しているため、岩手県釜石振興局にお願いして無償で提供していただきました。
制作は一関市大原の佐久間溪雲仏師にお願いしました。佐久間仏師は50日かけて完成させました。
都合の付く寺役員に集まっていただき開眼供養をしました。
当山では年2回のお施餓鬼をしていますので、施餓鬼棚の本尊として祀り、東日本大震災大津波犠牲者2万余の
霊を回向いたします。
7/4 ウォークラリーをしてみませんか
全国優良石材店の会は、唐丹町内の津波到達した地点22カ所に高さ1bの石柱を設置しました。
これを探しながら町内を回って、千年に一度と言われる今回の津波の高さを認識してみませんか。
津波の破壊力の大きさを確認するには、小白浜の防潮堤(日本で2番目に高い)は必見です。
7/1 津浪の記憶石除幕式
一般社団法人全国優良石材店の会は、津波の恐ろしさを伝えるため、本郷の星座石がある山の下に記憶石を建立。
この記憶石は、幅0.6b、高さ2.6bの石が5基設置され、唐丹小中学校の児童生徒が体験した津波の恐ろしさや
警鐘など、全員のメッセージが石の表と裏に刻まれ、後世に伝え残すためにと、立派な記念碑にしたそうです。
なお、この場所には明治29年と昭和8年の津波記念碑があり、今回の津浪記念碑と並びました。
町内の津波到達した地点22カ所に高さ1bの石柱が設置されました。
津波襲来の時はこの石柱を目印にして、より高いところへ逃げることになるでしょう。
携帯端末を使って石碑のQRコードを読み込んで、震災前の風景などを見ることが出来ます。
全優石 津波記憶石プロジェクト http://www.tsunami-kioku.jp/